現実からの逃避

今回の入院するきっかけになった事件と入院中の日記がノートに記録してあったので、ここにUPします。なるべく原文のままに再現するように努力しました。

会社で「お客さんへの仕事の納品」を目標にしてここ1ヶ月間がんばってきた。自分が担当の仕事なのだから多少の風邪でも行くつもりでいた。もちろん前日に病院にも行ってアモキサンをもらっていたので当日も快調だった。

しかし、朝になって上司が「髭をどうして剃って来なかったのか」と言った。髭のことは今まで話題にしたこともなく、なるべくきれいに見えるようにキチンと揃えたのにこれだ。しかもいつものブツブツの言い方だ。

その場に3〜5分くらい立っていたがらちがあかないので自席に戻って座ったが気持ちが落ち着くはずもなく、レキソタンを2錠飲んで会社を飛び出した。こういう時って案外止める人っていないもんだねと思いつつ車に乗り、とりあえず家に向かって走り出し家にもメールを打った。家なら何か打開策があるかもしれないと思いながら

車は天気が良かったので東へ走らせて、○×岳にでも行こうと考えた。うまくいけば家にも寄れるかもしれないし。景色は最高にきれいな日だった。○×岳で写真を撮っていると父ちゃんからTELがあった。偶然じゃなく連絡が入ったと感じたが話しを続けた。その後、△×峡に行き写真を撮ったところでお昼が近いのを知った。本当は温泉でも入って全てを忘れたかったのだが悲しいことにお金が数円しかなかったのであきらめて、家に戻ることにし
た。

もうひとつ後悔したことはカッター等の刃物を手に入れていなかったので、リスカできなかったことだ。たぶんどこか広い所に車を止めてサクサク切っていたに違いない。

家に帰ると会社の人が居たらどうしようかと思ったが、居なかったのでほっとした。帰ってからふて寝したかったのでパキシル2錠、レキソタン2錠飲むふりをしてレンドルミン8錠を飲んだ。これで2〜3日間寝たきりになることを望んだ。しかしその後トイレに起きたりなんだりと結局8時間しか眠れなかった。その後通常通りにワイパックス2錠、レキソタン2錠、レンドルミン1錠を飲んで寝た。朝は少し眠気が残る程度であった。